書誌情報を検索。

 例の肺炎騒ぎで色々。……春節が吹っ飛んでしまったという。結局正月なし。

 書籍管理は一時的にwineで私本管理を動かして登録してた。一時的な措置で、ISBNで書き出して別のところに入れ直すことになる見込み。

 私本管理もそうだけど、皆さんAmazonからデータ引っ張ってこようとしてる。ただ、用途外利用もいいところで、APIや規約が変わったりいつ打ち切られても文句を言えない。やっぱり、書誌情報はできる限り国会図書館とか公的なところから欲しい。

 海外の図書館だと、Z39.50 (ISO23950)プロトコルでデータベースに接続するのが一般的で、AlexandriaなどはAmazonへの接続に加えて、Z39.50に対応していたりする。ただ、国会図書館のZ39.50サーバーは来月末に止まるという……。NDLのSRUサーバーはまだ止まらないので、Z39.50しか対応していないクライアントで日本語な書誌情報を拾うなら、代理サーバーのyazproxyをローカルで動かすしかないんでしょうね。

 BSD/Linuxで書籍管理をする場合、以前だったらAlexandriaだったけど、どこのディストリビューションでも削除されてる。Ruby gem経由で導入することになるけど、うまく行かず。

 追記。Ubuntu 20.04で最新版を入れたら導入できた。流れとしてはapt-get install libyaz*のあとgem install alexandria-book-collection-managerしたら入った。

github.com

 GTKを使用するソフトではバージョンアップでAPIの互換性がなくなり、1系から2系、2系から3系への移行がされないソフトは消される運命にある(PDFEditとか)。頻繁に更新されるソフトではこの手の移行作業はされるけれど、書籍管理なんて一旦完成してしまえば更新する理由に乏しい。完成後放置されて消されて、次のソフトが生まれるみたいな車輪の再発明みたいなことが繰り替えされている。上のAlexandriaとか下のGCStarなどは本家からフォークされて最新環境で動くようになっているけれど、フォークがDebianなどのディストリビューションに採用されるのは極めてまれだったりする。

 頻繁に更新されるソフトを用いればいいという話だけど、Calibreくらいしか思い浮かばず。あるいはWeb系の技術、Next-L Enjuみたいな図書館管理システムをローカルで動かす? となってしまうわけで。